【第198回国会】今年前半の法案成立の振り返り

参院選の結果を受けての臨時国会が8月1日から5日間開かれます。議席指定等が行われます。(写真は、臨時国会を召集する旨が書かれた公報)



ところで、今年前半に行われた通常国会の法案審議状況をざっと振り返ると、提出されたのは内閣法案58件(→成立は55件)、衆法(衆議院における議員提出法案)69件(→成立は11件)、参法(参議院における議員提出法案)34件(→成立は4件)でした。

成立した閣法には、子ども・子育て支援法改正案、児童虐待防止対策強化を図るための児童福祉法改正案、女性の職業生活活躍推進法改正案、障害者雇用促進法改正案、大学等修学支援法等。

さまざまな分野に渡って、時代の変化に合わせた法改正(例・自動運転を見すえた道交法改正など)が行われる一方、
社会のセーフティーネットとしてさらなる機能を求めて法改正が行われています。改正の他にも新たな法律も生まれています。

成立した衆法は、食品ロス削減推進法、動物愛護法改正案(詳細はこちら)、子どもの貧困対策推進法改正案等。
動物愛護法改正は、青山も加入している動物愛護議員連盟が中心となって取り組んできたもので、改正案成立に漕ぎつけました。

成立した参法は、死因究明等推進基本法、視覚障碍者等の読書環境整備推進法等。

成立せずに審査継続となった議員提出法案(いわゆる議員立法)は数多く、国民民主党が中心となった議員立法では主要農作物種子法案、公文書管理法改正案等。
児童虐待防止に関連した法律の改正案も2本提出し、同じテーマを扱っている閣法の児童福祉法改正案の検討にあたり、議論を深める役割を果たしました。

なお、野党側の議論は、成立した法律の附帯決議となって、問題点を指摘した趣旨が残るように組み込まれたりしています。


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参院選を機に変わるか(細かい話)

◆言葉。ある日の議場に漂っていたぞわぞわ感→本会議のリアル







  
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【石岡のお祭り】交通規制の見直し求める署名や【つくば】で七夕コンサート

最近の地元での活動の様子を一気にご紹介します。
皆様とお会いする機会を通じて、地元の「今」を知るようにいつも努めています。

7月にしては肌寒い日々が続いておりましたが、例年通り各地でお祭りも始まりました。


↑青山も参加しています!


そして、妻に連れられて家族でモーハウスへ。子育ては“我がままでいい”というキャッチに魅かれました

授乳服のモーハウス

妻もモーハウスの授乳服を愛用中。私も先日は国会へ子連れ出勤。



(写真の女性はモーハウスのMさん)

15日には三絃、尺八による「七夕コンサート」も盛大に開催されました。
鈴木先生、ご指導のもとつくば市立高崎中学校の生徒の演奏も圧巻でした。
青山も十七絃を体験させて頂きました。



つくば市吉沼でのお祭りも熱い!




さて、毎年9月に行われる常陸國總社宮例大祭(石岡のおまつり)の交通規制時間を以前のように21時30分までにするために、
警察、行政そして関係団体で色々な話し合いがなされております。

石岡青年会では21時30分まで戻すための署名を集める運動をされていました。
お役に立てるよう850筆の署名を集め、石岡青年会の塙会長に届けさせて頂きました。



ところで、各自治体で課題となっている地域公共交通の維持についての検討などもしております。

青山も県議時代から取り組んでおりますが、それぞれの地域事情もあり中々上手い施策を打てていない状況ですが、全国の市町村議の仲間と、関係省庁の皆様と色々考えております。

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◆野党の役割って? 大統領制から見ると気づく視点→議会政治いろいろ

国会議事堂見学をするということ



  

参院選を機に変わるか(細かい話)

参院選が終わりました。党に新たな女性議員、田村まみ参議も生まれ、頼もしい限りです。

さて、国会の運営に関し、例えばバリアフリーを一つ取っても、急速に改善が進まざるをえない状況になったことに、秘書某は、今回の結果はとても意義があると思っています。

現状では、本会議場の議員の座っているフロアには議員しか入れません。秘書も立ち入ることができません。付添人を議場に入れるにはルールの見直しが必要になってきます。また、参議院の議場では議決はボタン式であり、どう対応するのか検討されると思われます。

(なお、衆議院の場合はボタン式にもなっておらず、議員一人ひとりが歩いて、前方にある投票箱に札を入れていきます。積み上げられた札の高さで投票数を計算しています。。。)

今年1月には衆議院本会議で、国民民主党の玉木代表が、原稿を紙ではなくタブレット端末での持込みを試みたところ、「前例がない」という理由で認められず、玉木代表は「こうした古いルールを改めて進めていこう」と訴えました。タブレット禁止という明文の衆院規則はないですが、解釈でそのように運用しているようです。

「前例がない」という理由を使い続け、現状維持で後手に回っていくことは、変容していく社会と政治現場とのずれを広げるように思います。

なお、その後、科学技術政策担当の平井大臣が内閣委員会で、政府側としては初めてタブレット端末を持ち込み、答弁に立ちました。(注:委員会レベルでは質疑者側がタブレット端末を使用することはこれまでもあったそうです。)

ところで、資料のペーパーレス化一つを取っても、与野党議員で構成される「平成のうちに」改革実現会議で、ようやく少しずつ実現が進んできました。この実現会議は、平成26年当時の与野党申し合わせ項目を議論の根本にしており、もう5年も経過していますから、これまでなかなか進まなかったことが伺われます。


写真は6月4日の「平成のうち」の会議の様子。人が多すぎて写真がブレました。



なお、ペーパーレス化は書類の種類によっては規則改正が不要な部分もあり、ようやく昨年から、随時、一部実現しており今後も進んで行くようです。

国会の細かいところで、なかなか物事が変化しないところ等、日頃から不思議に思うところがあったので、参院選結果を機に、以上まとめてみました。

青山が今この場所にいるからこそ、現状に麻痺せず、痛感する点です。
有権者の皆様へお伝えすべく、現場で気づいたことを発信していきますので宜しくお願いします。


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つくばエクスプレス8両化へドンッと前進!

国会議事堂見学をするということ

国会あれこれ(新聞の日程動静欄の話)

  

参院選もあと数日

参院選もあとわずかです。
国民民主党の政策パンフレットは、党のHPからダウンロードすることもできます。
https://www.dpfp.or.jp/election2019/answers





国政選挙の全国における投票所数は2001年がピーク(53,439か所)だったそうで、市町村の統廃合や人口減少で、現在はピーク時よりも6,000か所以上減りました。

その一方で期日前投票所が充実してきており、例えばショッピングセンター内に期日前投票所があり、と利便性を高める工夫がなされてきています。

また、投票できる年齢が18才に下げられたり、在外邦人が国政選挙に投票するための申請が、これまでは在外公館(現地の日本大使館・領事館)でしかできませんでしたが、出国前に国内で事前申請できるようになりました。
できるだけ国政に、日本国民の声を反映するための制度改正が続いてきています。

ところで、以前、国会内セミナーで各国の選挙制度を比較する勉強会に参加しましたが、投票用紙に立候補者名はすでに印字されており、投票する側はチェックをいれるだけ、という方式をとる国が多く、日本のような記述式投票用紙は珍しいとのことでした。
候補者名が印字された投票用紙は、合理的だなと思いました。

参院選の応援に青山も駆け付けています。
日本のものづくりを現役議員としてこれまでしっかり支えてきた石上候補や、国政に初挑戦する青山と同世代の田村候補等、
真摯に政治に向き合う方々の存在をぜひ広く知ってもらいたいです。

候補者は皆、国の行方に自分が携わりたい、自分がやらねば誰がやると本気で考え、人前に出ることを決意した生身の人間です。

ご自身が「政治家」をめざし立候補すること、一度でも想像してみてください。意見の異なる人たち、応援してくれる人たち、そんな大勢の人たちが、たった一人の自分と向き合うことになります。

これからの6年を誰に託すべきか。






  

消防団の競技大会を終えて

先週7/7は悪天候の中、各地域で消防団ポンプ操法競技大会が開催されました。


青山も団員である消防団の大会の結果報告です。
国会会期中も団員の一人として、地元で大会に向けて皆で夜間に訓練をしていました。






こういう世界があるんですね。消防団の人たちの日頃の訓練の賜物で、人命が守られているんですね。心からどうもありがとうございます。
団員である青山も、無事に2番員の務めを終えることができました。家族はじめ周囲の皆さまのお支えに感謝です。

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若手が入りやすくなるよう規約改正の【茨城県人会】で地元再発見

茨城県人会総会・懇親会が先週7/8に行われました。規約改正も決議され、若い人が入会しやすいように会費額の見直し等がなされました。



石岡市、土浦市、つくば市、かすみがうら市、つくばみらい市のブースも発見。改めて地元茨城の農産物の豊かさを実感しました。

つくば市のブースでは採れ立てのブルーベリーのほか、バラ一輪の花束を来場者に配られており、「そのバラはどこでもらえますか?」と、見知らぬ人に訊かれたほど、目を惹く粋な計らいでした。
かすみがうら市のブルーベリージュースは初めて知りましたがとても濃厚で飲みやすく、視力アップにも良さそうです。
土浦市のブースでは「つちまるくん」がクジの景品となっておりました。可愛いですね。



TX開通から発展のめざましいつくばみらい市では地元特産品のふるまいが、石岡市では地元特産品に加え、獅子舞とお祭りの宣伝がされていました。「石岡のおまつり」(!)です。



茨城県は海にも山にも恵まれ農作物もあり、科学技術を支える街もあり、で、本当に豊かな土地だなとつくづく思います。だんだん年を経るとともに、良いところも目に入るようになってきました。

がんばっぺ茨城、というより、えがっぺよ茨城。茨城にまだ来たことのないかた、ぜひ一度お越しください。
地元に尽くすべく、これからも引き続き地道に仕事をしていきます。

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宇宙開発やドローン政策について委員会質疑

6/4の科学技術・イノベーション推進特別委員会で青山が質疑に立ちました。ご報告が遅くなり恐れ入りますが、ざっと内容を以下お知らせします。(できるだけまとめましたが、長文です!)

【宇宙開発】
①5/27に日米首脳会談が行われ、月面探査への日米協力が議論された。具体的に今後の取組方針を伺いたい。

→(回答)米国が進めるゲートウェー構想(月近傍有人拠点)に日本が戦略的に参画できるよう具体的方針の早期決定に向けた調整をせよと、今日(6/4)総理から指示が出た。日本の技術の蓄積は非常に高く評価されている。必要な予算確保に向けて各省と調整しなければならない。


②科学だけでなくてそれを利用する分野との両立も必要と考えている。昨年私が委員会で質問した準天頂衛星「みちびき」のように、(宇宙分野での)リモートセンシング衛星についても利活用の可能性を進展させるべく、大臣にはリーダーシップをとってもらいたい。

→(回答)宇宙分野についてデータの利活用が(社会・産業に)イノベーションを起こすと考えている。リモートセンシング衛星データの養殖業や都市の3Dマップ等への利活用、加えて、今年2月から政府衛星データを誰でもアクセスできる、オープンでフリーなプラットフォーム「テルース」の運用(経産省)も始めた。
 今後も、利活用により新しい価値を生み、そのために必要な予算確保をし官民あげて取り組みたい。


③宇宙ベンチャー企業支援に期待したい。そこで、国や地方自治体がアンカーテナンシー(需要保証)を行う上で、ガイドラインが今後必要と考えるが如何か。

→(回答)企業の成長段階に応じたきめ細やかな支援を通じて支援をしていきたい。昨年3月には宇宙ベンチャー育成の支援パッケージを発表した。



【ドローン】
④災害時に自衛隊、消防、自治体、政府等の多くのドローンが飛び交うことが想定される。(事故防止など)災害時ガイドラインの策定が必要では?

→(回答)これまで災害時の衝突事故等の問題は生じていない。衝突回避についての基本的ルールのガイドラインは既に出ている。災害時については、現場調整等で関係機関間での調整が可能と考える。なお、政府としては安全確保のための技術開発を進めることにしている。


⑤災害時の事故事例はないというが、今のうちに対策をした方が良いと思う。
 鬼怒川豪雨災害ではドローンによる状況把握の最初の事例だったか、非常に有効だった。ルール作りを進めてもらいたい。
 次に、ドローン異常時の落下対策でパラシュート装備が考えられるが日本では火薬類取締法の制限で難しいと伺っている。規制緩和の予定はあるか。

→(回答)少量の火薬類しか利用しない製品については、事前の安全性評価で火薬類取締法の適用除外としている(例えば車のエアバッグ)。今後、ドローンについても、技術評価をして安全性が確認されれば適用除外制度を活用していきたい。


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以上、6/4の科学技術イノベーション推進特別委員会での質疑報告でした。

ところでドローンについては先月6/29に中国国内で、農業用ドローンで、訓練不足の操縦者により、人にドローンがぶつかる事故が生じ、メーカー側は訓練修了認証を受けた操縦者を顔認識するシステムを機体に導入することが検討されているそうです。

日本では、今年3/7付の未来投資会議で、ドローンの有人地帯での目視外飛行の目標時期を2020年目途とし、制度設計の基本方針決定に向けて進んでいます。

いつのまに世界は…進んでいます!

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参院選スタート!

さて、今日から参院選が始まりました。

任期は6年続きますから、さて誰に託すべきか。
これから6年の間、日本を誰に担っていってほしいですか。

期日前投票は7/5から7/20まで。雨天が続いておりますが、ぜひ最寄りの投票所へ。




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国会議事堂見学をするということ

国会議事堂見学の一こま。6/27のつくば市立要小の皆さんです。

いつか自分自身が政治家になって、実際に自分が国のあり方を議論する立場になりたいという人が生まれると良いな、と思います。

見学は、単に議事堂の大きさを披露する機会ではないと思って、青山事務所はいつも案内をしています。
そういう思いの人間が、この界隈に一人くらいいても良いじゃないかと思います。

自分の言葉ではなく誰かの言葉をそのまま鵜呑みにして話しているだけではなくて、自分がその立場(例えば政治家)だったらどうするのか、どう感じるのか、自分は何をしたいのかを想像をし、行動する人が、この後たくさん育っていきますように。



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プロフィール
青山大人

【略歴】


  • 1979年1月茨城県土浦市生まれ

  • 荒川沖小学校、土浦第三中学校(陸上部主将)、県立土浦第一高校卒業(平9/第49回卒)

  • 慶應義塾大学経済学部卒業

  • 2006年27歳で茨城県議会議員初当選(10,905票、当時全国最年少の都道府県議会議員)

  • 2010年、茨城県議会議員2期目当選(13,290票・31歳)

  • 2014年、第47回衆議院議員総選挙において85,120票を獲得するが茨城県第6区、比例北関東ブロックともに次点

  • 2017年、第48回衆議院議員総選挙において96,987票を獲得するも茨城県第6区で次点、比例北関東ブロックで当選

  • 第21回日米青年政治指導者交流プログラム日本代表

  • 土浦消防団第27分団員(平成20・21・23・25年度操法大会出場)

  • 衆議院外務委員会委員、衆議院科学技術イノベーション推進特別委員会委員


  • 【座右の銘】


    • 人事を尽くして天命を待つ

    【愛読書】


    • 吉川英治
      「三国志」

    • 司馬遼太郎
      「坂の上の雲」